【辛口版】工事と個人の狭間

こんばんは。
少しずつ冷えてきて冬らしくなってきました。
SNSはクリスマス一色。
赤は元気が出るカラーですね。

さて、新ブログに移行したので、
新しいカテゴリを追加しました。

その名も、

おうちについて(辛口版)

住宅コンシェルジュは、一般的に、
“お客様思いなお節介役”
という立場ですが、
もちろん、いつもお客様の味方ばかりではありません。
(中立の立場、なのです。)

そんなこと言ったら工務店さんもさすがに怒るでしょ…

それは無理難題過ぎる…

ということは、はっきり&チョットキビシクお伝えしております。

夢いっぱいの住まいづくり。
初めてのことだから大変だし、分からないことも沢山。
だからこそ、私たちのような住宅コンシェルジュが、
できるだけ紐解いてお伝えすべきだと思っています。

だけど、

 

物事には期限がある

できることとできないことがある

決めるのは、お客様の責任で

 

という点では、
結構すったもんだがあるんです。

建築会社さんとお客様は、”請負工事契約”を交わしますが、
この時、建築会社さんは、
下請けの業者さんたち
 (例:基礎工事業者さん、外壁工事業者さん、大工さん、電気工事業者さん、内装工事業者さん等々)
のスケジュールをおさえます。

そして、お客様に、何を、いつまでに決めてほしいかを、
工程表に入力します。

 


ケース①決定期限を過ぎてしまったらどうなる?


たとえば、コンセントの位置をやっぱり変更したい!という場合。
決定期限を過ぎていた場合、既に電気工事業者さんが現場で配線が終わっていることも。
それを変更するのは可能ですが、

▶あなたのお住まいの現場が終わって、
  別の建築会社の現場に行っている人を再度呼び寄せることになる

▶再度呼び寄せるためには費用がもちろんかかる

▶その後の工事の予定がずれる可能性がある

ここがポイント。

「ちょっと寄ってタダでしてくれたらいいじゃん」
とか言う人もいますが、
みんな仕事ですから、そんなお友達感覚で工事はできません。

「だって旅行もあるし、共働きだから平日は家の話もできないんだもん」
と言う人もいます。
であれば、決定期限を過ぎた場合、

▶引渡し期限を延ばす

▶決められなかった分の追加費用を払う

しかありません。

「どうにかしてくださいよ~」
とか言うと、業者さん達に嫌われて、
ちょっとサービスでしてもらえそうなことも、してもらえなくなりますよ。

 

工事の進捗とご自身のご都合、私たちはそれぞれどちらも大事です。
でも、お互いが歩み寄らねば、家は完成しません。
個人的な事情を事前にできるだけくみ取って、
そのお客様に合ったスケジュールで家づくりを進めていきたいと私たちは思っていますが、
お客様も、

「現場は沢山の業者さんが出入りして、スケジュールに沿って動いている」

ということをお忘れなく

【辛口版】工事と個人の狭間

Ω