虫の音を背に

まだまだお昼間はあったかいですが、夜はすっかり秋の風。

窓を開けると車やバイクの音が鳴りやまないのですが、

その音に混じってかすかに鈴虫の鳴き声が。

風情がありますね、日本って。

何かの映画の予告で、

「どうして寒い冬があるか知ってる?

それはね、神様が人のぬくもりを感じるために作ったものなんだよ」

はっきり台詞は覚えていませんが、こんな感じのことを

言っていて、しみじみとした気持ちになりました。

人の心って不思議ですね。

大切な人たちを思えば涙が出てくる、人の幸せを目にすると自然に笑顔がこぼれる。

昔はアクセサリーだらけでしっかり飾っていたのに、

今ではピアスも指輪もライブで歌うとき以外ではつけなくなったり。

シンプルであること、中身の大切さを年々感じています。

何かのテレビで見ましたが、

若い女性がアラサー世代のことを

「30になると大人ぶって黒髪にしたり、ナチュラルメイクにする人が多くてダサい!」

と言っていました。

アラサー前半の私も、まさにそれ。

無駄なものを捨てたくなりました。

無駄な時間、無駄なお付き合い、無駄な飾り、、

その分、いろんな重たいものが背にあることに気付いたり、

出会いの大切さに気付いたり、周りの人にどれだけ支えられているかに気付いたり、

何かを捨てた分何かを得られている気がします。

変な焦りも出てきたり、人生の不安もでてきたりもしますが、

そんなときは、ネイルサロンに行くことにしています。

サロンのお姉さんは40代の女性、

私のいろんな話を聞いてくださって、

「kanaちゃん、だいじょーぶよ!」って言ってくれます。

「40になったらね、いろいろとすっきりするわよー!」って。

そして先日も素敵な素敵な女性の先輩とバーで語りあって、

初対面だったのに、なんだか心が解放された気がしました。

私もそんなオトナのオンナになれるだろうか。

今の私はちゃんと周りの人たちを幸せにできているだろうか。

そんなことをふと思った秋の夜長でした星

わわ。夜長だけに文章も長っあせる

KANA

虫の音を背に

Ω